Ratboys 浮遊感と90’sオルタナティブの強さを持ったバンド

 

Ratboys とは

Ratboysはシカゴ拠点のバンド。
Topshelf Records所属、2017年7月にアルバム『GN』をリリース。

そのサウンドはカントリーなどの馴染みのある、
ギターの鳴らし方に90’s以降のオルタナティブと幅広く呼ばれた
社会的な反骨心が突出していたころのビートを時折感じる、
非常に面白いバンドである。

Julia Steiner(Guitar、Vocals)

Dave Sagan(Guitar)

Sean Neumann(Bass)

Evan Loritsch(Drums)

Cody Owens(Trumpet)

RatboysBandcampはこちら

 

Smashing Pumpkins を彷彿とさせる、
VERSEの聞かせ方と『効かせ方』からのコーラスでの盛り上がりは、
心地が良く、90’sのグランジ好きの人なら、
ところどころニヤリとしてしまう『汚し方』が美しい。

 

Ratboysのサウンドを分析してみる

 

Ratboysの素晴らしいところは、
ギターの歪ませかき鳴らすところと、
ボーカルのメロディを聞かせるところを心得ているところ。

おまけにこのバンドのドラムの金物は
クリーン、またはディレイが効いたギターと相性が良い。
それがあるためスネアの力強さも押し付けに感じない。

お祭りの太鼓の音をうるさく感じないのは、
そこで鳴っているのがあくまで自然である、というように、
Ratboysのサウンドの『汚し方』は美しくて自然なものに感じる。

ボーカルのJuliaの声は、
キュートさもあるが、アンビエントライクな印象も受ける。
ただし、彼女たちらしい世界観を持っていて、
一日の中で曲を聞くシーンによって、
順応の仕方が変化しそうな気もする。

例えば、朝聞いたら爽やかだ、と感じるかもしれないし、
夜聞いたら、ムーディだと思うかも知れない。

良いバンドっていうのは大体そういう多様性がある、
というか聞き手がそこを結びつけていける。辿り着ける。

おまけに彼女の声は曲の最初から最後まで、
基本的に一定したテンションを保ったまま展開していく。
そういったところもバンドの雰囲気や世界観を作り出し、
聞き手の没入感へと直結していくと思われる。

非常に面白いサウンドのバンドはどの時代を切り取ってもいるが、
Ratboysもそのうちの一組である。
当サイトではこれまで多くのバンドやミュージシャンの
インタビュー記事を書いてきたが、
Ratboysの存在はなにか日々に新たな可能性を与えてくれそうな気もする。

Ratboysが日本のシーンの話題に挙がることを期待する。

 

someaka

 

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