BASI PEPPERMINT 音の成分から曲を紹介
BASI PEPPERMINT
2017年8月30日、
今年、アルバム『Lovebum』をリリースし、
ヒップホップのソロMCとしてオリコンチャートインも果たした
MC BASI の新曲がデジタルリリースされます。
曲名は『PEPPERMINT』
リリックでもあるのですが、
「お口直しにペパーミント」というフレーズが、
Lovebumを踏まえた上でMCとして次を見ているというような
さらなる歩みを感じさせるような曲です。
今回の記事では当サイトの紹介の仕方としてのスタイルである
『音の成分解析』でMC BASIのPEPPERMINTを紹介していきます。
PEPPERMINT の音を聞いてみる
イントロは何らかのベルなのか、
サンプリングされた良いサウンドが曲の印象を
ノスタルジックかつ開放的なものにしている気がする。
その音はLo-fiではあるものの、
ベースはノリやすいリズムを作っていて、
MC BASIのトラックとして相性の良い
ジャジーなものとしてリードしていく。
ハイハットに関しては恐らく
シェイカーをサンプリングしているのか、
打ち込んでいるものと思われますが、
この音によって夏らしさが出ている。
(しかし、きっと冬に聞いたらその印象も付いてくるだろう)
また、スネアの音も切れが良いので、
ハイハットとの相性が良いのだろう。
しかも、もしかしたら両方ともLo-fi処理を施しているのか、
どちらも同様に砂交じりの良い雰囲気が出ている。
また、VERSEの9小節目から12までは
そのハイハット(シェイカー)の音はカットしていて、
13小節目から再びその音が入ってくる。
その部分を聞き比べてみると分かるのだが、
ほとんどがキック、スネア、ベースでトラックが進行する。
BASIの魅力としては声の良さにあって、
ビートのキックとスネアの合間をラップをしているため、
BASIのラップでもリズムが作られている。
つまり、ラッパーの声は楽器であるということ。
そして、コーラスとしてオオツカマナミが参加している。
彼女はベースも弾くのだが、
セッションとしてはトラック担当のISSEIや、
ビートボクサーのAFRA、DJ FUMMYらとも共演していて、
その音楽性は素晴らしい。
そして、彼女の気張らずに存在感を出せる声はすごく魅力的である。
どこにいっても自慢できる声を持っているのは、
MC BASIだけでなく、オオツカマナミももちろんだ。
今後もライブでずっと披露していく曲だろうから、
管楽器なんかも入れてバンドセットでやれば、
めちゃくちゃ痺れる楽曲だと思う。
ライブ一発目とかにも合うし、
Lovebum収録の『Blue』の前後に持ってきても、
二やついてしまうほどに良い空気が流れるだろう。
MC BASIの新曲『PEPPERMINT』
2017/8/30 リリース
BASI が好きな方へのおすすめ記事