A.L.O 「ロック」と「オーガニック」サウンドを合わせた魔法の音楽

 

ジャックジョンソンによる「Brushfire Records」が輩出したバンド

日本でも10年以上前からオーガニックサウンドや、サーフロックと呼ばれているアコースティッサウンドが大変人気を博している。夏にはドライブ中に窓を開け、心地よい音色と共に溜まったストレスを解放するのが定番、という方も多いのでは。ここまで人気に火が付いた理由としてはそのサウンドが日本人にとって受け入れやすいものであったのだろうと思う。例えば、「ロックとは」だったり、「パンクの定義」なんてライブハウスの前で議論しなくても、十分に楽しめるのだ。そして、特に一人のアーティストが日本でも爆発的にヒットしたこともきっかけだろう。それが「Jack Johnson」なのだ。さらに、「Donavan Frankenreiter」はサーフカルチャーを知らない人でも、耳にしたことがあるのではないだろうか。

今回のインタビューは「Jack Johnson」が立ち上げ、「Donavan Frankenreiter」の楽曲を展開するレーベル「Brushfire Records」のロックバンド「A.L.O(Animal Liberation Orchestra)」だ。近年の彼らの音へのこだわりを語ってももらうことができた。来日以降も彼らが磨き上げてきたサウンドを知るための機会となった。

――僕らは商業主義を通り越したミュージシャンシップに重きを置いているんだ。

 

――あなたたちは2007年に日本ツアーを行っており、多くの日本人に支持されていますね。そこで、新しい日本人リスナーに向けて、あなたたちの歴史を教えてください。

僕らは12歳ぐらいの子どもの頃から一緒に音楽をやってるんだ。僕はこの永続的な友人関係が、サウンドの中心だと信じているんだ。そして、僕らは音楽家として一緒に育って実験的なサウンドを続けている。長年に渡って色んな音を試す中で、ファンクやジャズ、ブルーグラス、テクノポップ、モダンポップロックなどのスタイルを取り入れてきたのさ。ファンの皆は僕らのそういう音楽を評価してくれているんだと思っている。

――あなたたちは本当に精力的にライブを行っていますが、新たな試みはありますか?

精力的、っていうのは、僕たちにとっては本当に大事なことだね。ショーが始まるとそういった雰囲気が漂うんだよ。そして、クラウドから発せられるエナジーがインスピレーションを与えてくれるんだ。そして実際に、僕らはここ数年それにフォーカスし、大事にしてきたんだ。僕たちはあらゆるショーをユニークなものにしようとしている。だから、それを逆行しているとか退化しているという風に捉えてほしくないな。僕らは曲にインスピレーションを求めていて、毎晩セットリストも変えるんだ。ヴォーカルパートを増やしたり、さらにアレンジしたり、そうやってすでにある曲を新しい曲やバージョンに変化させていっているよ。これが僕らにとってもファンにとっても新鮮でいられる理由さ。

A.L.O

 

 

 

 

 

 

――日本では数年前からオーガニックなサウンドやアコースティックサウンドがさらに人気になっています。そしてあなたたちの音もそれらを含んでいますね。そういったサウンドはどのように作られていくんですか?

僕個人の経験からしか話せないんだけれど、インスピレーションの源はあらゆるところにあるんだ。家族や愛、別れ、旅、音楽などからね。僕の心が整っているとき、生命は圧倒的に僕にインスピレーションを与えてくれるよ。けど、その状態を保つのはなかなか難しいね。僕らがオーガニックサウンドなのかどうか見極めるのは自分では難しいね。けどね、僕らは商業主義を通り越したミュージシャンシップに重きを置いているんだ。もしかするとそれが「自然」と思われている理由かもね。

 

Zach Gill(A.L.O)

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