Monobody インタビュー 「詩」と「イメージ」を楽器で表現する

 

Monobody Audiotree Liveでも話題のマスロックバンド

「someaka」が行うインタビューの中には驚くほど著名なバンドも存在すれば、日本ではまだ無名のジャムバンドもいる。セッションを繰り返しながら痺れるようなかっこいい曲を作っているバンドは世界中にたくさん存在する。「Monobody」は完全に後者と言える。日本ではまだまだ知られていないものの、バンドメンバー全員の演奏技術が高いインストゥルメンタルバンドだ。

彼らはシカゴ出身の五人組で今回、メールインタビューに応じてくれたのはギター/キーボード担当のConor Mackeyだ。彼らは変拍子やロジカルなサウンドを鳴らす、マスロックバンドである。バックボーンとしては、ロックだけでなくジャズやファンク、ブルーズなども含まれており、テクニカルな面ではハードロックやメタルでも用いられる奏法もある。筆者が最初に聞いた時はドラム担当のNnamdi Ogbonnayaのリズムの柔軟さと、単純な音の気持ち良さの印象が強烈だった。そして、すぐに上物のゴージャスなメロディが素晴らしさや二本のベースの存在に鳥肌が立ったことを覚えている。

そして、今回のインタビューで、バンドはさらなる進化を続けようとしていることが分かった。

彼女は言っているんだ「詩は永遠の真実の中にある、命そのものである」ってね。

――あなたたちは去年、デビューアルバムをリリースしましたね。情報を掴めていない方々へバンドの歴史も含めて、紹介をお願いします。

もちろん、オーケーさ!短めに俺たちのことを紹介する。「Monobody」はアメリカのシカゴ、イリノイの出身だ。バンドはSteve Marek(Electric bass )、Al Costis(Electric/Upright Bass and Keyboard)、Collin Clauson(Keyboard)、Nnamdi Ogbonnaya(Drums/Percussion)、Conor Mackey(Electric guitar/Keyboard/Electronics)の五人で成り立ってる。今の形態としては2013年の末から2014年の始めごろからやってるよ。組んでから9か月か10か月くらいリハをやってて、初めてのステージに立ったのが10月ごろかな。その次の月からデビューS/Tアルバムのレコーディングを始めたんだ。そのアルバムはデジタルリリースとヴァイナルで500枚を2015年の四月に友達のレーベル「Naked Ally Records」から発売したよ。

――あなたたちは非常に高い演奏技術を持っていますね。曲作りはどのように行っているのですか?

場合によっては一人で完全に作ってしまうこともあるよ(ConorとSteveが)。例えばベースで作ったり、キーボードで作ったり様々なんだけど、2、3人のメンバーで細かい曲のパーツを作りこむんだ。それも緻密にね。そんな感じでアレンジを加えたりしてるんだよ。このプロセスは作曲した人によってどうするか決まるんだ。だって、人によっては取り決めたアイディアを基に作り上げたい場合もあるからね。パーツが形になって、完全に納得いく曲になるまで、また細部をいじったりするのさ。違うケースでは俺が曲を全部作って、アレンジも決めてしまうこともある。バンドのアプローチとして、すでに作ってしまったものでもパーツをまた作り直したり再建したりするんだ。そうするたびに強くなるような、そういった効果があると思ってやってる。

Monobody

 

 

――あなたたちはボーカリストを迎えていない中で表現する際どのようなことを大事にしていますか?

パーシー・シェリーは彼女のエッセイ「A Defence of Poetry」の中で「イマジネーションを表明すること」を定義しているんだけれど、俺はそれが正しいと思っている。これまでの芸術の実績が示すようにこれら表明という言葉は色んな意味を含んでいるだろう。そして俺たちの場合はそれが「インストゥルメンタル」なんだ。俺たちが自分たちの音楽をカテゴライズするのに躊躇しているのは「インスト」なのか「ボーカルありの曲」なのかって二分することが好ましくないからさ。人間の声をレコーディングには使ったりしているし、これからも使うと思う。けど、俺たちが喋っているような言語を使っていないことは本当さ。けど、それはいつも必ずって訳ではない。俺は「Monobody」のメンバーがどんな表現をしているのかということを上手に説明する言葉を持っていないんだけど、シェリーによるとそれは詩の定義なんだ。彼女は言っているんだ「詩は永遠の真実の中にある命そのものである」ってね。そう思ってるけど、世の中のすごいアーティストがこれを達成することを切望している中、俺はまだどうしたらいいのか、そしてそれを知る方法さえ分からないんだ。けど、俺たちはそれでも表現すること追及し続けるし、それが上手くいけば誰かのためにもそれを生かしたい。

――最後に日本人のリスナーへメッセージをお願いします。

やあ、インタビューを読んでくれて、そして曲を聞いてくれてありがとう。もし、俺たちが、あなたたちの国であなたたちのためだけにライブができたら夢のようだね。そして、それができそうな人がいたら俺たちに連絡をしてくれ。新しい曲ができているから、2017年の中頃に新しいレコードを出せるといいかな。Stay tune!

Conor Mackey(Monobody)

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