― スペイン スカ ジャズバンドの最高峰

こんにちは。

私事ですがここ数年でJazzに強い関心を持つようになり
「定番」と言われるようなジャズマンたちのレコードを買ったり、
その日がピアノジャズを聞きたい気分だったら
レコード屋でプレイヤーにかけてみて「ふむふむ」と頷きながらそれを購入したりしています。

元々、CDばかり買っていた僕が
レコードにハマるきっかけとなったのは間違いなくJazzです。

地方によってサウンドに変化があるのはもちろんジャズもロックも同じで、
そういうところに注目してみると
Jazzにおける自分の好みなんかも分かってくるのが楽しいです。

そして、一つスペインという国のジャズの魅力に気付きました。
リズムやメロディがツボに入り、
行ったこともないバルセロナの街やカンプ・ノウまで見えちゃうような・・・笑

素晴らしいスペインのジャズに気付いたところに、
さらにスペインではジャズとロックの融合など
近年そういったムーブメントがあるという情報を聞きチェックしていたところ、
出会ったバンドが今回のインタビューのお相手、

The Oldians です!

The OldiansはJazzとSkaを掛け合わせ、
そこにソウルミュージックのエッセンスも入った
とても雰囲気のあるサウンドを鳴らしているバンドです。

今回はそんなジャズ大国・スペインのジャズスカバンド、
The Oldiansのギター、コンポーザーのJavier Garciaがインタビューに応えてくれました。

 

This Pic from The Oldians(official)
The Oldians  Facebook
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バンドメンバー
Xavi Angulo: Drums
Álvaro Taborda: Contrabass & E. Bass
Edu “dr melon”: Piano/ Hammond
Javier Garcia (Sir J): Guitar, composer, arranger @ musical producer
Ricard Vinyets: tenor sax
Pol Omedes: Trumpet
Saphie Wells: Vocals

 

・こんにちは。あなたたちの曲はとても素晴らしいですね!
ジャズとスカが絶妙にマッチしていますが、これらのサウンドをプレイするきっかけは?

 

Javier : そう言ってもらえてとても嬉しいよ!
俺たちのサウンドはジャマイカのリズムが基になって、
そこに即興性とジャズならでは鳴らし方や
スウィートでソウルフルな声がミックスされている。

90年代くらいに、いつもと違うバンドのセットがあったから
そこで試したことによりスカ・ジャズを始めたんだ。

 

・どのようにして曲を作っているのですか?

 

Javier : The Oldiansでは様々な方法があるんだ。
ファーストアルバム「Old Secrets」は水曜日と木曜日の二時間ずつで
バッキングトラックをライブレコーディングしたんだ。

俺たちは曲を録るまで一曲たりとも何をするか全く決めないんだよ。
楽器が、とかボーカルが、アレンジは・・・とか。

そしてバッキングトラックを録った後に色々と作りこんでいくわけさ。
「Old Secrets」、「Wandering Souls」、「Downtown rock」なんかのアルバムがそうだね。
ミュージシャンは毎回どんな風なものに仕上がるか分からないままセッションに来るんだ。
一方で「Arts of seduction」、「Out of the blue」は
プレプロダクトやリハをしてからレコーディングをしたよ。

作曲に関してはI´m blue, Do it twice, Smooth taste, Rich life of a poor man, Talking alone, Before sunset, The Mighty Thumbなんかは俺のギターコードのラインを基に作ったよ。

最初のレコーディングの時に関しては俺がギターソロを弾いたな。
あとの曲はバンド全員で作ってる。

Xavi Angulo (Drummer), Álvaro TabordaやEduard Fernàndezと話して決めたりする。
15年以上一緒にやってるから自然だし、容易なことさ。
そのほかは俺が道筋を立てる前にできたやつもある。作りこむ前に出来てしまうこともね。

 

・スペインは非常に素晴らしいジャズの土地ですがあなたたちはどのようなものに影響を受けましたか?

 

Javier : その通り。スペインはジャズの名所だよ。
素晴らしいミュージシャン、スクールがあって、
非常に高いレベルのジャズが鳴っている。

ほとんどのバンドがジャズを学んでいて、
けれどそれが色々な音楽のやり方や作り方に対する興味を与えてくれた。
そしてそれが滑らかな曲を作るきっかけで、
海を越えた先のジャマイカンミュージックをやっているわけさ。

俺はいつも、Montgomery, Barney Kessel,
Grant Green, Kenny Burrel, Ernest Ranglinのような
卓越したギターに興味があってそれがpれたちの音楽へ影響を与えていた。

嬉しいことにPol Omedes (Trumpet & Flugelhorn), Eduard Fernàndez (Piano and electric piano),
Álvaro Taborda (Double Bass & Electric bass)のような
新しいバルセロナジャズの人たちをバンドに加えたことさ。

そして今Saphie Wellsという素晴らしい声を持った女性がメンバーに加わっている。
スタジオには友達と一緒にセッションするように演奏している。

その中でRamon Fossati (Trombone), Tommy Tornado (Tenor sax), David Carrasco (Tenor sax), Daniel Lamperez (Hammond), Alejo Peloche (Trombone)や多くの友達とコラボレーションできたんだ。


・日本人の多くがスペイン料理やスペインの気候などが好きです。
あなたたちはなにか日本から影響を受けたものはありますか?

 

Javier : うん、スペインはおいしい料理がたくさんあるし、サッカーも最高だよ。
けど、俺たちは日本にすぐにでも俺たちの音楽を持って行って、知ってもらいたい!

 

・バンドの最新のニュースを教えてください。

 

Javier : 俺たちはアルバム「Out of the blue」のリリースに伴うツアーを楽しんだ。
今は次のアルバムにも向けて曲を作っているところさ。

 

・日本のファンに向けてメッセージをお願いします。

 

Javier : 俺たちは日本でライブできるのを超楽しみにしてる。なぜなら今、バンドはものすごく良い瞬間を迎えているからな。
ありがとう。そして俺たちの音楽を聞いてほしい。

 

Javier Garcia(The Oldians)

インタビュー、訳 Tak

 

Pic from The oldians(official)
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即興と言えばジャズ!などという浅知恵を得た高校時代、
どうやら僕にはジャズという音楽は敷居が高すぎる。
と敬遠していましたが、今回のインタビューで改めて思ったことは
音楽は言語に似ている部分があるということでした。

国や地域を越えれば文化が違い、
公用語も変わるように音楽も地域によって習得への機会や意識の違いが出るものですね。
ただし、それを通じて友人、知人たちと楽しくセッションし、
それをさらにレコーディングしてそこから新たな音楽を
クリエイトしていくというなんとも楽しそうなことをやってのける
The Oldiansの雰囲気こそ大事なのだと思いました。
それにパーフェクトな言語というのも素敵ですが、僕と同様彼らにもいつも使っている言語があります。そこでお互いが共有できるということで英語でのやり取りとなったのですが、これが非常にお互いに伝え合い尊重している信頼関係のようなものを感じました。
それはまるで楽器で音を伝え合うこと同じ感覚のように。
楽しい言語でのセッションをありがとうございました。

 

 

記事中の画像はバンドから提供されたものです。
動画はThe OldiansのYoutube公式アカウントのものを使用しています。