ー俺たちは新しい音をミックスするときのスリルが好きな「音楽オタク」だ。
sublimeの出現以降、
今や西海岸を代表するサウンドになっているレゲエとロック、スカ、
などを組み合わせたサウンドは日本でも人気を博し、
レゲエロックやサーフロックなど様々な呼び方をされ愛されています。
Thriveはそれらの音を出すバンドの中で
段階的に変化していくシーンの「線上」にいるバンドであると思います。
ギターの鳴らし方やベースは西海岸らしさを感じるところもあります。
しかしSlightly Stoopidがそうであったように、
よりダンスホールを意識する曲があったり、
アコースティックなバックボーンを感じたり、
サウンドの変化に対する期待にバッチリと応えてくれるバンドです。
そして、何より強気な姿勢が共感を得ているのだと思います。
そして今回はsomeakaのメールインタビューにThriveのフロントマン・Aaron Borowitzが答えてくれました。
こちらが用意していた質問に対して全く抜けがないくらいに答えてくれました。
Thrive 公式サイト
・よろしくお願いします。
ますは日本のファンへあなたたちの歴史を教えてください。
Aaron Borowitz : よろしく。
Thriveの基礎は2008年に俺とKenneth Rogersでシンガー・ソングライターデュオとして作られたものだった。
そして3ピースバンドとして始まって、5人バンドに変化したのが2010年だ。
そのあとすぐにツアーをして、
アンダーグラウンドの支持を得たインデペンデントバンドとして「Gratitude Attitude」をリリースした。
2013年に俺たちはアルバム、「Relentless」をリリースした。
これで全米から好評を得たんだ。
悲劇的にもバンドはこの年にファンの心を掴んで離さなかったSaxophonistであるScott Schipperを失った。
現在のバンドメンバーは、
Aaron Borowitz(Guitar/Lead Vocals)、Kenneth Rogers(Drums/LeadVocals)、MatthewMasih(Keyboards/backup vocals) andそしてDaniel Herrera(Trumpet)だ。
バンドはScottを失ったことから乗り越えて2015年にEPをリリースした。
この新しい音楽は北部カリフォルニアのアメリカンによる命の観点を表しているんだ。
Thriveは現在ツアー期間中で、レコーディングもやっている。
最近リリースされたシングルは「Not Ememies」でこれに次ぐ形で
フルアルバムが数か月後にリリースされることになっている。
・あなたたちからは多くのサウンドを感じます。
そのような影響を受けてどのように曲を作っているのですか?
Aaron Borowitz : Thriveはその辺のレゲエバンドとは違うんだ。
ネオソウル、ヒップホップ、レゲエ、そしてジャズなどのジャンルのサウンドが
Thriveにインスピレーションを与えていると言えるだろう。
これはマジなんだけど、
俺たちは新しい音をミックスするときのスリルが好きな「音楽オタク」だ。
俺たちのリリック人生においての活力に意識されたもので、実際俺たちは素晴らしい時間を過ごしてきた。
ファンはそのポジティヴなメッセージと合わせて滑らかにアレンジされた曲を楽しんでくれている。
・あなたたちの最新のニュースを教えてください。
Aaron Borowitz : 俺たちはニューシングル「Not Enemies」がリリースされる。
俺たちは世界中の人とこれをシェアできて興奮している。
Pete Wymanによるマスター、この曲はバンドの自然な進化を反映している。
・ありがとうございます。最後に日本のファンへメッセージをお願いします。
Aaron Borowitz : アメリカ人として俺たちThriveはあなたたちのアートと文化を尊敬しています。
あなたたちは世界中に大きな影響を与えており、そして成熟している。
俺たちはいつかあなたたちへ演奏する機会があれば良いと心から思っています。
そして、その時は俺たちのプレイを経験して欲しい。
あなたたちへのメッセージに愛と尊敬をひとつにして。
Arigato!
Aaron Borowitz(Thrive)
インタビュー、訳:Tak
Thriveのボーカルはインタビューに応えてくれたAaronとKennethの二人なのですが、
どちらも異なるスタイルであるためとても面白いという印象を持っていました。
特にドラマーがボーカルをとるというスタイルは、Supervillainsなどを彷彿させるものです。
そしてAaronの話を聞くと彼はパンクロックに強い影響を受けていることが分かります。
それを聞くとインデペンデントであるという姿勢も非常に合致しているな、と思い頷くところです。
音楽オタクという彼が使った表現が実に印象的だな、というのが記事を書いていて思うことです。
彼らのニューシングルが非常に楽しみです。
記事中の動画は全てThrive Youtube公式チャンネルのものを使用しています。