Katastro
アリゾナ出身の四人組、Katastro
最初僕は彼らのサウンドに懐かしさと新鮮な「なにか」の両方を感じたため、
なんとも不思議なほどに興奮してしまいました。
彼ら自身も言っていたのですが、バンドはロックだけでなく多くのサウンドを取り入れています。
現在それ自体は彼らがライブを行っているシーンでは珍しくはないのですが、
彼らが取り入れているヒップホップに関して、良い直線的なフロウが面白いと感じています。(90’s~00’sにかけてのアフリカンアメリカン以外のラッパーなどの影響、そしてオルタナティブなバンドに見られるラップを取り入れ方にも通ずるところ)
今回のインタビューはバンドのマネージメントを通した上でドラマーのAndrew Straversに回答してもらいました。
なお、彼らは現在ツアーなどに向けての期間で多忙である中でインタビューに応じてくれました。
そのため、これからもこのインタビュー記事は発展する可能性はありますし、そのように努めていきます。なお彼らが使用を許可する写真は現在探してもらっている。(送ってもらった写真はデータの関係上使用できないものであったため)
・はじめまして!インタビューをよろしくお願いします。
Andrew : ありがとう。メールをくれてありがとう!すごいうれしいよ。
・Katastroというバンドの歴史やメンバーについて教えてください。
Andrew : バンドは俺たちが17か18のころにはじめた。俺たちは幼馴染でガキのころから知っている仲なんだ。一緒の学校に通ってたんだよ。Andy(Vocals)がラップを高校の時に始めた頃、俺とTanner(Guitar)に「年寄りになっちまう前に一緒にバンドやらないか?」って言ったんだ。その一年後、Ryan(Bass)がバンドに入って、そこから俺たちは今までやってきている。
・なるほど!そしてあなたたちは非常にユニークなサウンドですがどのように成り立っていきましたか?
Andrew : 俺たちの音はそれぞれ多様なバックグラウンドから成り立っている。Andyは当時、ヒップホップしか聞いていなかったし、俺はPunk/Thrashバンドやってた。RyanはJ学生時代Jazzを学んで育った。けど、俺たちは好きなバンドの多くが一緒でもあるんだ。当時はAtmosphereやHieroglyphicsとかヒップホップを多く聞いていた。Rockでも俺たちはRed Hot Chili Peppers、IncubasとかRX banditsのことがみんな好きだったよ。
・あなたたちは本当にたくさんのツアーをしていますが、どんなことが記憶に残っていますか?
Andrew : 俺たちはすごいバンドと一緒にツアーできて幸せだよ。俺の思う最高のツアーはDirty HeadsとPepperと一緒に回った夏のツアーだね。コロラドのRed Rocks(円形のライブ会場。周りを大きな岩が囲んでいるため天然の音響システムとも呼ばれている)でライブしたんだ。あそこにはすごい音の鳴りととんでもないエナジーがあったんだ。俺たちのショーの間中雨が降って、それも完璧だった。コロラドのファンは夢中になってくれたね。
・あなたたちは実に独特の角度からのアプローチで曲を作っていますがそれらのアイディアはどこから出てくるのですか?
Andrew : インスピレーションはあらゆるところにあるよ。曲を書いている時もそうだけど、ただスタジオで座って休んでいる時にも。曲はギターリフから始まって、ベースライン、ビート。そこにヴォーカルのメロディーが乗る。それらが曲になるまでジャムが続いていくんだ。そこにAndyがリリックを持ってくるんだけど、それはここ最近のあいつ自身に起きたことや俺たちの人生に起きたことを書いているんだ。俺の思うに最近のアルバムが一番俺たち個人の結びつきについて書いている。過ごしてきたやばい夜や、タフな時間、日常。
・それでは、あなたたちが影響を受けたバンドはいますか?
Andrew : 影響かい?俺の思うに俺たちがバンドを始めたころはロックバンド影響は大きかったと思う。さっき言ってしまったけどRed Hot Chili Peppersや多くのヒップホップアーティストがそうだね。でも一つあげるならEminemはAndyが13歳のときにラップを始めるきっかけになったよ。まあ、これは一部でもっとたくさん音楽に影響を受けているんだ。
・日本についてなにか知っていることはありますか?また、日本のファンへメッセージをお願いします。
Andrew : いや、俺たちは日本について知っていることはなにもないんだ。けど、いつかショーをやりたいし、新鮮なシーフードも食べに行きたいね。だから近いうちに会おうぜ!
Andrew Stravers(Katastro)
インタビュー、訳 Tak
彼らはまだ若く、そしてこれからロックもレゲエもヒップホップも巻き込んだシーンの中心になっていくバンドになるでしょう。
英語が得意な方は過去のツアーの情報などから調べてみると実に面白いバンドであることが分かります。
というのも、彼らが言うように彼らはロックバンドでありながらもさまざまな音を含んでいるからです。
PepperやDirty Headsらとツアーを回ることは耳の肥えたレゲエロック(サーフロックなどたくさんの呼び方があります)ファンに受け入れらているということになります。
実際に彼らのサウンドを聞くと理由がすぐに分かるのですが、
That place you knowを例にやはり共通する、「ゆるさ」や「音の気持ちよさ」の種類があるのです。
それらがファンの心をつかみ、さらなるツアーへ出かけることへ繋がっていると分かりました。
その瞬間に話を聞けたことを幸運に思います。
https://www.youtube.com/watch?v=xcUExT6FH-Q